所属 | まちだ訪問クリニック |
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職種 | 医師 |
職歴 | 2006年 山形大学医学部卒業 東京女子医科大学病院、埼玉県済生会栗橋病院、東京都立多摩総合医療センター、東京女子医科大学東医療センター、さいたま市立病院、東京都立墨東病院 呼吸器外科 2022年9月より まちだ訪問クリニック |
所有資格 | 日本外科学会 外科専門医 日本呼吸器学会 呼吸器専門医 日本呼吸器外科学会 呼吸器外科専門医・評議員 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 日本呼吸器外科学会 胸腔鏡安全技術認定医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了 臨床研修指導医講習会 修了 |
- Q. 今の仕事を目指した理由
- 高校3年の時に自身が1型糖尿病を発症し生涯インスリン注射が必要になりました。それまでは工学系の学部への進学を考えていましたが、自身の弱点を最大の強みに変えることができる職業は医師だと考え医師を志しました。
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Q.
五麟会で働こうと思った理由
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呼吸器外科医として約15年間、より良い手術を提供したい、手術の腕を磨きたいという気持ちで寝ても覚めても手術のことを考えながら手術を中心とした生活を送ってきました。
その一方、どうしても手術では治せない患者さん、がん終末期の患者さんも多数みてきました。
特にコロナ禍においては、ご家族の面会もままならない中で、終末期の残された時間を病室で過ごすことがご本人にとって本当に幸せなのか疑問を感じることもありました。
そのような患者さんに自宅でも十分な緩和ケアを提供できれば、最後の大事な時間を安心して住み慣れた自宅で過ごせるのではないかと思い、思い切って在宅医療に身を投じることにしました。
五麟会まちだ訪問クリニックは、地域に根ざした医療機関として近隣の医療機関からの信頼も厚く、通院困難な慢性疾患の患者さんだけでなく緩和ケアが必要ながん終末期の患者さんも多数受け入れており、今まで培った知識、経験、技術が生かせる職場であると思ったため入職を決めました。
- Q. 五麟会で実際に働いて見ての感想
- 現在は居宅の患者さんをメインで診療させて頂いています。がん終末期の患者さんだけではなく、慢性呼吸不全で在宅酸素導入中の方、在宅でNasal High Flow導入が必要な方など比較的重症であったり医療必要度が高い患者さんを多く担当しています。クリニック内に神経内科、消化器内科など各領域を専門とする先生方が在籍しており、判断に悩むケースでは相談しながら診療を進めることが出来ます。訪問看護、居宅介護、訪問リハビリ、ソーシャルワーカー、ケアマネージャーなど各部門と連携を取りながら、介入当初は在宅での療養が難しいと思われたケースでも、ご家族ご本人のご不安を払拭し安心して最期までご自宅で過ごせる様に調整することにやり甲斐を感じています。最期まで看させて頂いてご家族に感謝の言葉を頂けた時には本当に在宅医療の世界に飛び込んでみて良かったと実感します。
- Q. 職場の雰囲気・人間関係
- 職場の雰囲気はとても良いです。部署内、部署間の距離が近くいつでも気軽に相談できる環境です。各職員も医療、介護に対して強い情熱を持っている方ばかりで患者さんとそのご家族、そして職場スタッフのウェルビーイングの追求という同じ目標に向かっていることを実感できる職場です。
- Q. 今後の目標
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多方面にアンテナを張って学会、勉強会への参加を通して常に新しい知識、診療技術の習得に貪欲でありたいと思っています。また日々の診療においては常に自分の両親や祖父母であっても同じ診療を行うかどうか自問しながら、患者さんとご家族に寄り添った診療を行いたいと思っています。当地域においても訪問診療を標榜するクリニックが増えてきています。その中で「この患者さんは医療必要度が高くとても難しそうだからぜひまちだ訪問クリニックにお願いしよう」あるいは「この前、まちだ訪問クリニックに紹介したらとても対応が良かったから是非次もお願いしよう」と思ってもらえる様な、地域の関係者の方々に選ばれるクリニックになることが目標です。
- Q. 五麟会で働こうか迷っている方へ一言
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職場の雰囲気も良く、スタッフもそれぞれの専門性を武器に生き生きと働いています。特に医師の視点からは、同行看護師、ソーシャルワーカーの各種調整能力が非常に高く、診療に全集中できる環境です。訪問診療に飛び込んでみようという先生方は是非一度見学にいらして下さい。